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大型出力屋の印刷・後加工技術

2020.11.11

仮囲い装飾用シートのご紹介

仮囲い装飾の粘着シート

こんにちは、ホーコーズ営業部の中林です。11月中旬、グッと気温が下がってきましたね。数週間前は「夏が終わってもまだ暑いな~」と話していた気がします。季節の移り変わりはあっという間ですね。

今回は建設現場で設置される「仮囲い」装飾についてご紹介いたします。街中を歩いていたら工事現場を覆う白い壁面を一度は見たことがあるのではないでしょうか。建設・住宅を守るために設置される「仮囲い」。高さは2m以上あり幅は大きな建設現場であれば数百メートル設置される場合もあります。広い面積の仮囲いを弊社の印刷サービスを利用して装飾した事例を紹介していきます。

目次

  1. 仮囲い装飾とは
  2. 仮囲い装飾用シート素材について
  3. 施工手順の紹介
  4. まとめ

1.仮囲い装飾とは

建設現場をぐるりと囲む仮囲いは、関係者以外の立ち入りを防ぐ、工事の騒音を減らす、粉塵や資材などが現場の中から外に出ることを防ぐ、現場内外の安全対策などの目的があります。

仮囲い装飾とは、上記に記載した安全対策で設置される仮囲いの広いスペースを利用して建物のPRや広告、イラストを描いたアート展示などスペースを有効活用して装飾することをいいます。

塩ビシート

この工事は何を建設しているのだろうと疑問に思ったり、気になったりしますよね。仮囲いに建物の完成イメージ図や、関連性のあるイラストを掲載することによって見られた方に情報提供と安心感、そしてワクワク感を与えてくれます。

ドット粘着シート

ダイレクトに広告案内を表示することも多いです。建物のアピール募集案内を大きく掲載して一石二鳥のPRです。

仮囲い装飾シート

SOCIAL ART MUSEUM 写真提供:株式会社ヘラルボニー

最近ではアートを展示する企業様も増えています。工事期間の数ヶ月間だけ突如として現れる地域に根ざしたソーシャル美術館
「仮囲い」を、新発見ができる期間限定の「ミュージアム」と捉え直す地域活性型のアート・プロジェクトなどがあります。

2.仮囲い装飾用シート素材について

弊社では仮囲いを装飾するシート素材を多数取り揃えております。建設工事の規模により仮囲いの設置期間は様々です。
使用期間をご相談いただければご要望に合う素材をご提案させていただきます。

ドット粘着シート+ラミネート加工

看板、掲示板やウィンドウ、壁紙の上からも貼れる汎用性の高い粘着シートです。透けにくい白地タイプです。粘着剤がドット形状に均一配置され、エア抜け性に優れ位置あわせや貼り直しも簡単に行えます。簡単に剥がせるので仮囲いを再利用する場合に適しています。

ドット粘着シートについてはさらに詳しく説明している記事がありますので興味のある方はコチラを参照ください →  ドット粘着シートについて

ドット粘着シート

 

塩ビシート+ラミネート加工

看板や掲示板など平滑な場所に直接貼れる糊付きの素材です。表面ラミネート加工は必須になります。(光沢あり、光沢なしをお選びいただけます。)

弊社では設置期間に合わせて1年未満なら短期用、2~3年の設置期間なら中期用、さらに長い4~7年設置なら長期用を常時用意しております。

3.施工手順の紹介

ここからは仮囲いに装飾用シートを施工した手順を簡単に説明いたします。貼り加工を行う時の参考にしていただければと思います。

1.設置面の掃除

白い仮囲いは綺麗に見えますが触れてみると砂やほこりで汚れています。タオルで拭いて汚れをしっかり取り除きましょう。
粘着シートはちょっとした汚れやゴミが入ると凸凹になってしまいます。
髪の毛が入っても目立つぐらいです。
この最初の掃除が仕上がりの綺麗さに繋がっているといっても過言ではありません。

2.位置合わせ

汚れを拭き取って綺麗になった仮囲い。さぁ貼り付けという訳にはいきません。
次は位置合わせです。マスキングテープで仮止めして位置を合わせます。
施工場所やデザインによっては何枚も分割になる事もあります。
仮止めで全体の位置合わせをして確認。現場で位置合わせをしてみると微妙な寸法の違いであったり、イメージ図よりももう少し位置をずらした方がいいなど実物を見て変更になることもあります。

位置合わせ

 

3.貼り付け

掃除も終わり、位置合わせで確認ができたら本番の貼り付けです。
端から剥離紙を剥がしながら貼り付けをしていきます。
仮囲いに貼るシートは数メートルあるものがほとんど。
油断すると空気が入ってシワになったり、ちょっとしたズレで気づいたら斜めになっていた!なんてこともあります。丁寧に素早く作業しながら途中チェックも忘れずに。剥離紙を内側に巻き取りながら粘着面をうまく浮かせて貼るのがポイントです!

4.仕上がりチェック

貼り付け作業が終わり、最終の仕上がりチェックをします。
貼っているときには気づけなかった本当に小さな空気の凸凹をしっかり押さえて空気を外に逃がします。
外に逃がしづらい場合は針でほんの少し穴を空けて空気を抜きます。
遠くから見たら細かいところは分かりませんがそのちょっとした空気が時間が経過すると大きくなり劣化の原因になることもあります。

4.まとめ

以上、建設現場の「仮囲い」の装飾について、事例、施工用シート素材、実際の施工手順等を簡単にではありますが、掲載させていただきました。
仮囲いの広いスペースを有効に活用するヒントになればうれしいです。
活用の仕方によって、企業のPRはもちろんのこと、人々が足を止めるスポットにもなる。さらには、社会に変化をもたらす媒体にもなる。
仮囲いには、可能性がたくさんあると思います。
この記事を見て仮囲い装飾に少しでもご興味をもっていただき、
実際に施工しようと思われた方は当社の装飾用シートをぜひご利用ください!

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