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2022.07.22

両面印刷のタペストリーについてご紹介

いつも大型出力屋をご利用いただきありがとうございます。
お客様担当をしております、杪谷と申します。

タペストリーを設置する際に、壁に沿って設置するのでなく、
例えばガラス面や通路の天井など、裏面が見える場所に設置したい場合、
「両面印刷」のご希望をいただくことがございます。

 

今回は両面印刷が可能な素材や、タペストリーを両面で作成する時の注意点などをご紹介させていただきます。

 

目次

  1. 両面印刷可能な素材について
  2. 最大サイズについて
  3. 加工方法について
  4. 設置方法について
  5. データについて
  6. 納期、金額について
  7. 梱包方法について
  8. まとめ

 

1.両面印刷可能な素材について

大型出力屋でご用意しております、両面印刷が可能な素材は「両面ターポリン」という素材です。ターポリンという厚手のテント生地でございまして、屋内はもちろん、屋外での使用も可能です。
また、遮光性がございますので、裏透けしません。
設置期間の目安として、屋内:約3年、屋外:約1~2年でございます。
両面ターポリンは後加工も可能で、今回ご紹介するタペストリーのように、上下に袋加工を施したり、横断幕のように周囲にハトメを付ける仕上げも可能です。

注意点といたしまして、ターポリン素材は印刷・加工の際に、小さな擦れや傷が付く場合がございます。
また、印刷時に若干の伸びが生じる場合がございます。
こちらは予めご了承のほどよろしくお願いいたします。
※加工方法については、下記で説明させていただきます。

 

2.最大サイズについて

両面ターポリンの最大サイズは短辺が1500mmまでです。
こちらのサイズ内であれば、1枚ものでタペストリーの作成が可能です。
例えば最大サイズ内の横幅で、W1500×H2000mmといった縦長のタペストリーは1枚もので作成が可能でございます。
ただ、タペストリーを作る際に注意しなければならないのは、「上下の袋加工の分も最大幅内に入れる必要がある」ということです。
W1500×H2000mm(縦長)であれば、横幅が最大幅1500mm以内かつ、H2000mm+上下袋加工分(110mm×2)が取れるので作成が可能です。

一方、W2000×H1500mm(横長)の場合、結論から申しますと1枚では作成ができません。
タペストリーに必要な袋加工は高さの辺に必要なため、H1500mm+上下袋加工分(110mm×2)となり、最大幅を超えてしまうためです。

上記のような、印刷可能な最大幅を超えてしまう1枚では作成できないサイズの場合は、分割して印刷し、幅継(はばつぎ)にて作成することが可能です。

幅継での作成の場合、印刷時に発生する伸び・縮みにより、表面・裏面の図柄にズレが生じる場合がございます。
恐れ入りますがこちらはご了承いただきたく存じます。

 

3.加工方法について

上下袋加工

袋加工とは、タペストリーの上辺・下辺にパイプを通すための、筒状に縫われた加工のことです。
上辺・下辺の端をそれぞれ裏側に折り返し、縫い合わせます。

お写真のように、糸縫いにて加工をします。
弊社でパイプもご注文いただく場合には、パイプの直径φ25mmに合わせた加工をさせていただきますが、お持ちのパイプをご使用される場合は、そのパイプに合わせて袋加工をすることが可能です。ご注文をいただける際にパイプの直径をご連絡いただければと思います。
パイプの直径に合わせたサイズで作成するため、直径を間違えてしまうとパイプが通せない、という事態になりますのでご注意ください。

 

左右縫製加工

タペストリーの左右は、補強のため、折り返して糸縫いをいたします。
こちらにより、ほつれの防止につながります。

袋加工・縫製加工ともに基本的には白色の糸を使用します。
(デザインによっては近似色の糸で縫製する場合もございます。)

 

 

4.設置方法について

表はもちろん、裏も見せたい場所に設置したいときに、両面タペストリーがおすすめです。
両面タペストリーの設置について、ご紹介いたします。

紐で設置

タペストリーの設置の際、多くの方にお写真のように紐で設置していただいています。
設置場所に紐を結ぶところがあるか、事前にご確認をお願いいたします。

 

ポール+ハトメで設置

お写真のタペストリーは、上辺のみ袋加工をし、下辺はハトメを用いて固定していただいています。
下辺を止めるポールが無く、ひらひらしてしまうのを抑えたいという方はこのような仕様で作成することも可能です。
※HPに掲載のない仕様のため、ご希望の方はまずはお問い合わせください。

 

5.データについて

両面タペストリーを作成する際のデータについて、下記のように作成いただければと思います。

塗り足し

上辺・下辺:仕上がりサイズ+110mm
右辺・左辺:仕上がりサイズ+40mm

 

縫製ライン

上辺・下辺:仕上がりサイズ内+端から60mm
右辺・左辺:仕上がりサイズ内+端から10mm

 

図の緑の破線上に縫製加工をいたします。そのため、文字など重要なデザインはこのライン内にいれていただきたく存じます。縫製ラインにデザインが被っていると、視認性が落ちる可能性がございます。

表・裏でデータが異なっても構いません。表裏共に、同じように作成いただいて大丈夫です。
上下の袋加工や左右縫製をする際に裏側へ折り返す部分は裏のデザインに繋がりが出るように、弊社で印刷用データを作成し、印刷します。
※恐れ入りますが、多少図柄のズレが生じる場合がございます。予め、ご了承のほどお願いいたします。

 

その他素材でのタペストリーのデータについては「タペストリーとは? ┃ これを見れば吊下げタペストリーのすべてが分かる! ~第二回~」内でご紹介しております。
よろしければご覧ください。

■タペストリーのデータの作り方

 

6.納期、金額について

ご注文の際、納期や金額も気になりますよね。
下記一例ではございますが、ご紹介させていただきます。
※下記はすべて1部の場合でございます。

例1
W600×H1000mm、両面ターポリン、上下袋加工、スチールパイプ、紐

金額:¥16,500(税別)
納期:ご注文、データのご入稿から5-6営業日後の発送

例2
W1200×H1800mm、両面ターポリン、上下袋加工、スチールパイプ、紐

金額:¥28,710(税別)
納期:ご注文、データのご入稿から5-6営業日後の発送

例3
W2000×H3000mm、両面ターポリン、左右幅継、上下袋加工、スチールパイプ、紐

金額:¥61,820(税別)
納期:ご注文、データのご入稿から5-6営業日後の発送

 

上記のように、サイズや幅継あり・なしでの納期の変動はほぼございません。
ただ、枚数や幅継が多い場合は納期に影響が出る可能性がございます。
ご使用日が決まっているなどの場合は、お早目にご連絡・ご相談いただけますと幸いです。

 

7.梱包方法について

両面タペストリーは表裏に印刷されているため、普通に巻いてしまうと印刷面がくっついてしまったり、傷がついてしまったりする可能性がございます。
弊社ではの両面タペストリーを梱包する際、下記のようにさせていただいております。

 

8.まとめ

最後までお読みいただきありがとうございました。
両面印刷のタペストリーについてご紹介させていただきました。
少しでもご検討の参考になれば幸いです。
ご検討の際、お見積もりのご希望やご不明点などございましたら、ぜひお気軽にご連絡ください。

■お問い合わせはこちら

 

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